2008年01月30日

デカップリング論@

デカップリング論を支持している意見。


[東京 29日 ロイター] 中国をはじめとする新興国の需要拡大が、引き続き輸出
型企業の収益をサポートする要因になっている。米サブプライムローン(信用度の低い借
り手向け住宅融資)問題が世界全体に波及、つれて新興国経済の減速で企業業績の急速な
悪化が懸念されたものの、現時点ではそれを理由に悪化する様子はない。新興国需要が企
業業績に寄与している状況は、デカップリング論の裏付けになりそうだ。

 中間期決算まで輸出産業では、新興国向けの業績拡大が北米向けの落ち込みをカバーす
る構図となる企業が多かった。それがサブプライム問題が一段と深刻化し、世界経済全体
に影響が及ぶとの懸念が日増しに高まる中で、新興国の需要低下が懸念され、つれて企業
業績に下方修正リスクが広がっている。株価の下支え材料になっていた北米景気と新興国
景気は連動しない、あるいは連動しても影響が軽微──というデカップリング論に否定的
な見解が増えてきていた。

 <目立つ中国・ロシア・中東の需要>

 ところが、2008年3月期9カ月決算(4─12月)発表の滑り出しをみる限り、そ
うした懸念を後退させるような状況
となっている。たとえば日立建機 <6305.T> の9カ月間
の地域別累計は、中国が75%増の798億円、オーストラリア・アジアが30%増の1
181億円、ロシア・CIS・中東・アフリカが31%増の785億円といずれも高い伸
びを記録
。同社の桑原信彦専務は「北米以外ではサブプライムの影響はみられない。(3
8%減少した)アメリカを除いて需要は非常に好調で、アメリカの減少を補って余りある」と話す。
 また、9カ月間の累計連結営業利益が1459億2700万円(17.2%増)と創業
来最高となったファナック <6954.T> でも「中国は過去の経緯から、1─3月に旧正月の影
響を受けて落ちるとみられるが、現時点では高い水準が続いている」(同社の小島秀男専
務)としている。同社では、他の新興国地域について、インドが拡大する一方、先行きは
ロシアの伸びが期待できるという。

 <荷動きのバロメーター・バルチック指数の落ち込み、業界は一過性との見方>

 今後の見通しについて、新興国の需要のうち、とりわけ中国について強気の見通しを示
す企業の関係者が多い。
 新興国向けの荷動きについて、好不調を計るバロメーターにもなる海運市況は、ばら積
み船運賃の総合指数のバルチック海運指数 <.BADI> が、昨年後半の最高値から直近は半値
近辺まで急落。これがデカップリング論の否定的な見方につながる要因の1つになった。
 しかし、28日に決算を発表して通期見通しを上方修正した日本郵船 <9101.T> の五十嵐
誠常務は、最近の市況急落について「自然災害による港湾設備の被害や鉱山会社再編の思
惑などから市況が不安定になりやすい状態。異常値と言える昨年高値の反動もある」
とし
た上で「下落は季節調整の一部で、いずれ市況は反騰に向かう」との見方を示した。
 今後について五十嵐常務は「中国の資源需要は変わっておらず、ファンダメンタルズか
ら大きく(市況の)トレンドが変化するとは考えにくい」
と指摘していた。

 <日立建機の通期見通し据え置き、部品納入の遅れが影響>

 また、日立建機の桑原専務は中国向けの今後に関し「北京五輪後は、2010年の上海
万博をにらみ、華南地域も相対的に伸びそうで、全域で拡大が見込める」とした上で「中
国のインフラ整備は公共投資で行われるため(民需と異なり)サブプライム問題の影響は
受けない。それはロシアも同じと言えそうだ」と指摘する。
 同社株は、決算発表直前の25日終値3040円から、28日の安値2410円(終値
は2490円)まで率にして20.7%下落した。通期の予想について据え置いたことが
嫌気されたが、据え置きの背景には「シリンダーなど部品の納入に遅れが目立ち、生産が
順調に進まなかった」(桑原専務)と機会ロスをあげるなど、実態が悪化したためではな
い。
 市場では「好決算を先回りして前週末にかけて急騰した反動もあるが、好調を持続する
内容から、明らかに売られ過ぎ」(準大手証券情報担当者)との声も出ていた。

 ※記事中の企業の関連情報は、各コードをダブルクリックしてご覧ください。

(ロイター日本語ニュース 編集 田巻 一彦)
posted by 虎坊主 at 00:25| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

SUMCO 追加購入

本日寄り付きで200株、ザラ場で200株購入。
それぞれ2515円と2405円で。

サブプライムが既に過去のものとなり、米景気減速は限定的ですでに株価は折り込み済み、デカップリング論も成り立つと考えている。
よって異常な割安状態にあるSUMCOは買いと判断した。

ほぼ資金は使い切ったのであとはじっと待つのみ。
米景気減速が限定的になり、デカップリング論が真実であることを後は祈る。
posted by 虎坊主 at 00:16| Comment(0) | TrackBack(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月29日

日経とSUMCOの急落をどう見るか?!

金曜の大幅高から一転、日経平均は541円の大幅反落。
原因は、米株安、米株先物安、アジア株安、円高あたりか。

しかしこの下落を、私は本質的な下落ではなく単なるパニックと見ている。
いずれの原因も、そしてこれらの総計でも541円も下げる要因にはならない。
単純に未だ晴れない恐怖感をぬぐいきれない投資家の売りと、金曜の大幅上昇を好機ととらえた売り方の行動によるものと考えている。
米景気後退の可能性は否定できないが、極端な不安の元凶であるサブプライムは過去の話題と考えている。

よって一時的に株価は下落してしまったが、さらに好機到来と言える。

また私の主力SUMCOであるが、本日は▲11%の見事な下げっぷり。
原因は、GSの投資判断引き下げ(6000円→3500円!)、権利落ち、地合悪化というトリプルパンチによるもだろう。

GSによる投資判断引き下げであるが、300ミリウェハーの価格下落による来期減益予想が理由。
(しかし相変わらず根拠のない・・・そして権利落ち日にぶつけるあたり、カラ売りを疑いたくなる・・・)
本当にファンダメンタルズが壊れてるならば、株価は割安とはいえないが、まだその兆候は見えているわけではないし、長期投資においては来年1年くらいの動きは気にしない。
よってむしろ再びバーゲンセールが始まると見て、好機を逃さない準備をしていきたい。

結論としては本日の株価下落を最後の買い時と考えている。

もちろんリスクシナリオとしては世界同時景気後退という最悪のケースも頭にはいれておくが、その確率よりも後になって買い時だったと思える確率の方が高いと予想し、後者に賭ける。

posted by 虎坊主 at 02:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月27日

mixiの株価

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ミクシィの株価が高い。
今期の予想PERは何と95倍
国際優良株が軒並み低PERにもがく中で・・・
ただし、株価は期待を示すので、確かにこんなこともあるだろう。

では、どのような理由で今の状態にあるか考えてみる。

同社はSNSのパイオニアであり国内ダントツの1240万人の会員を抱える。
一方で利益はPERが示すように、昨年度11億、今年度予想20億程度でしかない。
(ただし伸び率はすごい。)

で、高株価の理由であるが、上に書いたとおり会員数がすべてだろう
この会員数を生かし「すごい利益」を生み出すビジネスモデルを打ち出すことを市場は期待している。
そしてまだ少ないながらも利益の伸び率が上記期待を助長しているのである。

では実際に今後株価はどうなるか?

私は広告業界に勤めるが、1240万人を有効活用するのは非常に難しいと考えている。
資産は確かだが、市場の期待するほどの商売ができるか・・・

今後同社は具体的な新事業を打ち出してくるだろうが、市場の期待は本当に大きい。
しかしリクルートのR25と組んでする程度では、株価は持ちこたえられない。

変な言い方になるが、新たなビジネスモデルを発表するごとに株価が下がるとう皮肉なことが起こる気がしている・・・

私は空売りはしないが、結論としては株価下落を予想する
心のどこかですごい新規事業を打ち出して、株式市場のスターでい続けてほしいが・・・






posted by 虎坊主 at 20:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

【沈まぬ太陽】★★★☆☆

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↑よければクリックお願いします。

山崎豊子作 全5巻


日本航空で実際にあったことをベースにした小説。
書評は、今さらであるし、数々書かれているので特には書かないが、
やはり多くの人と同じ感想を持たざるを得なかった。

半官半民の特殊法人であるとはいえ、人の命を預かる航空会社の腐った体質は許されるものではない。
さらに、御巣鷹山事故の前後の時代についてを書いただいぶ昔の小説(勿論、作者サイドだけの一方的な見方はできないにせよ)なのに、その体質は改善されていないようで、いまだに昨年のような内紛・労働組合とのいざこざが起こっている。

そして墜落こそないが、数々の事故発生・・・

労使双方の100%協調はありえないが、双方が極端に対立したり、一部の人間が不正に権益を得る構造はあってはならない。
(あまりに当たり前。。。)

コーポレートガバナンス、というより人としてのモラルを忘れないことが、企業の発展につながるということを改めて感じた一冊でした。


思えば、銀行時代にもモラル喪失といえるシーンが色々あったなあ。。。




posted by 虎坊主 at 18:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

相場予想と商船三井

週末の日経平均は+536円の大幅高。
しかし夜のダウ平均は▲171ドルとなり反落。

月曜の日経平均は米国安と利益確定売りに押され200円程度の中規模の下落となるでしょう。


目先はそんな感じですが、ここ数日の上昇でようやく下値が固まったという市場心理ができつつあります。
米国景気が大幅に悪化する指標や、日本企業の3Q決算で多くの失望が発生する事態になればファンダメンタルが大きく変わるので見通しはガラッと変わりますが、とりあえずサブプライムに関する下落はぼちぼち峠をすぎたと考えています。
つまり、今の水準で新たに割安株を仕込みたいと考えます。

現在、SUMCOを大量に買っているため、多少リスク分散を意識して「商船三井」に注目しています。

株価の見通しとしては、バルチック海運指数の急上昇による今期の最高益が一転、指数下落で来期は減益になると予想されての大幅下落が続いています。
しかし私はバルチック海運指数の下落はぼちぼちおさまり、反騰に転ずると考えています。
つまり確かに今季ほどの暴騰はないと考えますが、安定的に高値を維持すると思います。
その根拠は、SUMCOと同様なのですが、BRICsのインフラ整備は減ることがないため、海運需要は決して減少することはないというマクロ環境の読みにあります。
よって商船三井は、来期の決算は横ばいかやや減益の可能性もありますが、現在の株価水準はその前提でも明らかに割安であるため、長期投資として買いたいと考えています。
このあたりが不動産株(低PER、今期最高益でも来期減益予想から株価下落、内需関連なのでより厳しい)とは違うところだと考えています。

もっともより深い調査をする必要があるので、週末は研究しますが。
posted by 虎坊主 at 17:50| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年01月25日

卵をひとつのカゴに盛れ!!

投資格言の逆を行く。

10年後の資産3億円を目指すとき、当初元本が300万円で毎年120万ずつ元本に足す場合、
なんと年率39%の利益を出し続けなければならない。
複利のマジックを使っても39%・・・

投資は目的によるが、「卵をひとつのカゴに盛るな」というのが当てはまるのは、
資産が一定以上(数億円)あり、その資産の利息で食っていくような人に当てはまる格言。

小市民が投資で金持ちを目指す場合にはまったく当てはまらない。
つまり私にとっては最も取ってはいけない投資スタンス。
グロソブやNTT、東京電力を買うこと自体が投資目的放棄につながる。
だからSUMCO!

タイトルに書いた自分の本音。
仮に全額損しても1700万円程度。
だったら夢に賭けたい。
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2008年01月23日

株の仕込み時

まさかの750円安。。。
何と日経平均は12573円まで下がり、騰落レシオは52まで低下。
25日移動平均線との乖離も▲14%とここ10年で最悪の乖離だとか。

下げてる要因は、サブプライムに端を発する世界同時景気後退なんでしょうが、ここで1つ試算をしてみます。いつもSUMCOなので代表銘柄であるキヤノン・ホンダなどの場合で。

以前も書きましたが、キヤノンは過去3年間、PER16.5倍前後で株価は推移しました。
そして今のPERは11.2倍。
株価はさまざまな期待が価格に反映されるので単純に理論値では試算できないですが、
現在のPERから単純計算すると、来期は最終利益が33%減ると市場は予想していることになります。

同様に、ホンダは過去平均PERが11.3倍、現在が8.0倍なので、来期利益は▲30%を市場は織り込んだということになります。

そしてSUMCOに至っては50%以上の利益減を織り込み、信越化学は▲30%です。


何度も言いますが、株価は期待を含んでいるため、阿部・福田総理のおかげでしぼんだ日本の改革への失望が株価を企業の実力以上に押し下げているとは言えますが、それにしても「来期そこまで利益が減少するか!?」といいたくなる利益・株価水準にまで落ちていることは事実です。

※内需株は個人的には日本国内で商売をしているためある程度福田リスクが織り込まれるのは仕方ないと思いますが。。。


今後、デカップリング論が敗れ、本格的な景気後退が起こるかもしれません。
そのときは実際に上記のような幅の減益に見舞われる可能性はあると思います。
それでも日本を代表する企業なら赤字になるようなことはないと考えます。

長期投資ならいつかは景気は回復します。
そして、一時的に利益を減らしていた国際優良企業は利益を回復し、株価が見直される時がくるでしょう。特に、産業になくてはならないモノを作っている企業なら。
底力のある国際優良企業なら、この大波をも乗り越える力はあると信じたいと思います。

今が千載一遇の仕込み時だと信じて。
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2008年01月21日

SUMCOと信越の3Q進捗率

信越の3Q決算発表を受け、2社の3Qまでの業績を確認。

ともに決算短信には「DRAM価格下落を受け、200ミリウェハーは舷側も300ミリが代替して伸びた」とあり、足もとの業績に懸念はなさそう。
進捗率確認のベンチマークは、SUMCOの昨年はあてにならないので(期中にテクシブを買収)、信越の昨年度3Qの進捗率が参考になる。

信越は発表後株価が上がったように心配なし。昨年より順調で計画達成確率大。
SUMCOは若干売上が不安であるが、経常利益、最終利益は順調であり、あまり心配はしていない。
また、アメリカでの売上は昨年の16%⇒12%と減少しており、デカップリング実現なら米景気減速の影響は軽微であると思われる。

以上から、進捗率でみた場合の業績面の裏付けも実現。

SUMCO
      売上高 経常利益 最終利益
0801期3Q       351,543 101,205 55,455
0801通期予想 480,000 134,000 74,000
進捗率       73.2% 75.5% 74.9%
0701期3Q       207,592 49,352 59,338
0701通期実績     319,385 75,835 72,051
進捗率       65.0% 65.1% 82.4%


信越化学工業
      売上高 経常利益 最終利益
0801期3Q       1,043,643 223,008 143,431
0801通期予想 1,380,000 300,000 187,000
進捗率       75.6% 74.3% 76.7%
0701期3Q       971,943 181,755 113,198
0701通期実績 1,304,695 247,018 154,010
進捗率       74.5% 73.6% 73.5%
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2008年01月17日

決断の時

しかしよく下げますね。。。本日も468円安。一気に日経平均は13500円に。

ついに騰落レシオが60を切りました。
昨年11月を下回る水準です。
ちなみに昨年11月は60-70の間を2週間ほど推移してから上昇。このときと同じに動くとすれば、あと1週間ほどの辛抱ということになります。まあまったく同じ動きにはならんでしょうが。
(※なお、前回は1000円の上昇にとどまったので、同じなら大した期待はできませんが。。)

さて、こういったテクニカル分析はともかく、今の日本株は明らかに売られすぎです。
数年前と違い、完全に利益の出る体質に変貌を遂げた日本企業が存在するにも関わらず・・・
主力のSUMCOに至っては、
ROE24%超、株主資本比率52%、過去3年経常利益伸び率272%(※一部合併効果)の企業が
PER7.9倍
PBR1.8倍
予想配当利回り2.4%
というとてつもない安い水準まで下げています。
将来の見通しが厳しい内需関連の、たとえば建設業ならありえなくもないですが、半導体用シリコンという世界中で今後も利用されるであろう製品を作っていて、シェアは世界2位の企業が・・・
しかも太陽電池用ウェハーという非常の将来性のある製品も開発しているにも関わらず・・・

と、SUMCOの宣伝をするわけではないのですが、そんな株が市場にゴロゴロあるのが現状です。
日本一期待されているコマツや世界最強自動車メーカー・トヨタも非常に下げています。

ここまで来れば、短期的にまだ多少下げるかもしれないですが、中長期の反発力を考えれば理論上は絶対に「買い」です。
いつかは市場心理が好転したとき、見直す時が来ると考えられるから・・・

ただし当然リスクは認識しています。
それは、今後永遠に日本株に誰も期待しなくなることや、世界が景気減速する場合は、株価形成の根本である利益が落ち、株価はさらに下落するでしょう(もしくはまったく戻らない)。
これらのリスクは存在します。

しかし私はこのリスクなら取れます。
世界経済失速するならあきらめもつきますし、市場の見直しは信じてます。

だから「買い」決断をしました。


長々と思うことを書きましたが、ここまで下げれば下値は限定的、資産のありったけで買います。
短期的にはさらに下げるかもしれませんが、数か月スパンで見れば大丈夫と考えています。

希望を捨てずに明日も頑張りましょう。
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2008年01月15日

海外売上比率70%以上の優良企業は!?

シティが1兆円を超える赤字発表。
さらに地合は悪くなるのか・・・!?

ただ、すべての株がすべからく下がっているときに宝物を見つけ仕込まないと株は勝てない。
「国際優良株」投資の根拠をさらに強いものにすべく、以下の調査を実施。


◆調査◆
私のメインシナリオである「国際優良株」がここ2年の日経平均が下がっている局面で、
どのような動きをしているのか調べてみた。

結果は内需関連よりダントツいい成績。
この2年はBRICsが盛んに叫ばれた期間。

日本自体は少子高齢化等により今後下がっていくと思うが、
国際的に認められる優良企業ならば海外の成長が続く限り株価は見直される時が来ると思う。

なお、以下の銘柄選定はなるべく恣意的にならないようにしたつもり。


       騰落率  海外売上比率
★日経平均  ▲15%
(国際有力株)
●トヨタ   ▲7%    74%
●ホンダ   +3%    85%
●コマツ   +26%    74%
●日揮    ▲23%   74%
●ニコン   +70%    75%
●キヤノン  ▲4%    78%
●日本郵船  ▲4%    85%
●商船三井  +28%    84%
●ソニー   +18%    74%
(内需関連株)
●三越    ▲40%
●伊勢丹   ▲50%   
●三菱地所  ▲3%
●三井不動産 ▲10%
●MUFG    ▲35%
●清水建設  ▲45%
●竹中工務店 ▲55%
●王子製紙  ▲23%
●日本製紙  ▲35%
●日本製粉  ▲24%
●日清食品  +5%
●東京電力  +3%
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2008年01月05日

2008年予想(景気&株式)

正月、3日ほど研究に没頭。だいぶ疲れたが、結論は以下の通り。
今年前半、日本株には強気です。

【日本の景気&相場予想】
●景気
景気は、企業部門は引き続き海外売上が牽引する形で好調を維持、2008年度も連続最高益を更新すると期待。ドル安の影響はユーロ高および新興国の売上でカバー。
個人消費は相変わらずの状況が続き、景気全体として2007年同様にダラダラと伸びると思う。
GDP成長率は2.0%弱か。

●株式
国内株式は厳しいスタートとなったが、このまま異常な割安状況が放置されるとは考えにくく、近々底を打ち上昇する。
主導は外国人で、大型株・国際優良株が牽引。14000円くらいまで下がった後、昨年高値18000円は越えると予想する。
ただしその後も一方的に上がる展開は、政治の改革期待消滅が重しとなり、ありえない。
なお、最大の懸念材料の米景気だが、多少の減速なら日本株に与える影響はさほど大きくないと見る。


【アメリカ】
一応、全体を予想する上でのベースになるが、既にかつてほどの重要性はない。
今となっては全体の一部と考えるべき。
結論としては、市場の予想どおり1.8%程度のGDP成長になるのではないか。
一応、株式は近年上がりすぎていたため、軟調に推移する可能性が高い。

●サブプライム
これ自体は悪い話はほぼ出尽くしていて、あまり深刻ではないと考える。
米景気に与える影響もそれほど深刻でない。

●原油
しばらくは100ドル前後で推移しそう。ただ、これ以上大きくは上昇しない。
結果、これ以上景気に悪影響を与えない。


【中国】
株式市場は明らかにバブル。
いつかはわからないが、どっかで下がるでしょう。
景気は少なくとも今年いっぱいは好調を維持するのでは?
もし悪化したとしても、アメリカや欧州などが同時に景気後退しない限りはマーケットへの影響は限定的。


【欧州】
景気および株価は引き続き底堅く推移すると思われる。
EU圏は拡大しているので、主要国にとって悪い状況にはしばらくはなりえない。
ただ、通貨が一方的に上がっているのは不安。
日本にとってはドル安とユーロ安が同時に起こった場合に景気にマイナスインパクトがある。
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2008年01月02日

SUMCOと信越化学

SUMCOを調べるにあたり避けては通れない信越化学についてもチェック。
同様のPER分析をしてみる。

【信越化学工業】

     株価   PER
2005年 3710-7040 16.9-26.4
2006年 5550-8170 17.9-23.5 
2007年 6350-9580 14.9-24.0

信越のPER最高値は26倍。
そして現在の株価は最低記録を更新するほどの低さ。一応理論上は60%ほど上昇する余地がある。

【SUMCO】

     株価   PER
2006年 2500-5000 18.3-29.0 ※3/16でEPS142円、7/31に178円、11/21で200円、特別利益除外
2007年 3250-6500 11.2-24.1



両者ともに日経平均よりボラティリティが高く、上昇余地は大きいと言える。
SUMCOは2番手であることを考えると、妥当なところで20倍の5600円が当面の目標株価と算定。
信越は素直に24倍の10240円とする。

続いて両者の事業比較だが、
今年度の経常利益率はそれぞれ21%、27%でSUMCOの勝ち。
これはシリコンウェハー事業が現在ドル箱であり、その専業のSUMCOの方が高いわけだ。
ただし、信越はシリコン造りからやっているため、シリコンが暴騰した場合は、
立場が逆転しSUMCOが一気に苦しくなる可能性はある。
また信越は塩化ビニール事業も大きな収益源であり(利益率は劣るが)、リスクマネジメントは勝る。
なお、両者の海外への依存度はそれぞれ69%、58%であり、大差なし。
ドル安はどっちにも厳しい。

以上から、ハイリスクハイリターンがSUMCOと言えるだろう。


半導体のためのシリコンウェハーという事業において、両者合計で60%近い世界シェアを占める。
ブライダル各社と違いこれは独占(寡占)状態といえ、圧倒的な力を有すると言える。
また半導体は今後、短期的にはシリコンサイクルという需要の上下はあるものの、
自動車・家電・医療等あらゆる分野において需要の増加は明確。
シリコンウェハーに代わる製品が出てくるまでは、両者は買いだ。
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2008年01月01日

私の投資スタンス

私の投資手法は以下のとおりです。
基本的には長期で資産を1銘柄に全額投資したいですが、なかなかそこまでの会社がないので短期(数か月)でチョコチョコ稼ぎながら長期銘柄が出てくるのを待ってます。

【基本原則】
◆成長性:過去5年間連続して増収増益、成長率20%以上
◆割安性:PER20倍以下
◆安全性:自己資本比率40%以上
◆信頼性:マスコミや週刊誌に派手に登場するような経営者はNG


◆成長性
その会社の資産価値や無形資産に期待して買います。
唯一無二の無形資産があれば最高。
しかしなかなかそんな会社は見つからない・・・
唯一無二がなくても、ヤマダ電機みたいな箱モノビジネスとか、
マーケット全体が伸びる中でシェア拡大が長期的に見込めそうな銘柄には注目。

◆割安性
バフェット先生の教えを参考に、直利5%以下(=PER20倍以下)を目安に。
20%成長を続ける会社なら東証一部上場企業の平均で20−30倍が多い。
それを下回る水準で推移していれば基本的にはOK。
ちなみに成長性がなくても保有資産に対して割安な銘柄があれば購入検討。
最善策ではないが、村上ファンド方式も。

◆安全性
上記2つの基準を満たす会社は、東証一部の大企業ではほとんどない。
よって自然に投資対象は振興が多くなる。
彼らは当然財務基盤が弱いので万が一のリスクがありうる。
それを排除するために40%以上は必須。

◆信頼性
ホリエモン、野尻・・・のような経営者は信用するに値しない。
業績好調なことで図に乗って遊び、本業をないがしろにするヤツの会社は買わないということ。
基本的に週刊誌とかにはびこること自体NG。


上記4点は投資する上で守るべき基本原則。
ただし実際にそのような銘柄は少なく、たまに割安というだけで買ってしまうことも・・・

自らのスタンスを貫く勇気を持つことが大変であるが大切だ。
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2007年振り返り

改めて昨年を振り返る。

【1〜3月頃】
◎昨年末から引き続き、相場は新日鉄を筆頭に、国際優良株が引っ張る展開で大きく上昇。

一方私の戦略は出遅れ割安銘柄に資金がシフトすると考え、
「青木あすなろ建設」「秀英」「進学会」「藍澤証券」といった銘柄に投資。
しかしいっこうに流れは来ず、早々に撤退。
若干のプラスであったが、素直に大型株で勝負すれば得られた機会損失は大きい。
なお、3月から本年の主役、テイクアンドギブニーズを仕込み始めた。

【4月〜8月】 
◎2月末の中国株ショック、8月のサブプライムショックで相場は大荒れ

相場全体も厳しい状況であったが、何よりも主力のT&Gの暴落がすべて。
割安水準の成長株という期待を持っていたが、完全に期待は裏切られた。

【9月〜11月】
◎サブプライム懸念拡大によりさらに相場下落。特に日本はジャパン・パッシング状態

T&Gに見切りをつけたが、ノバレーゼ、ベストブライダルに再投資。
さらにケアネット、MONOTAROといった新興株にも投資。
結局、大した利益を得ることはできず。
教訓は「ブライダルは美人投票の原理が成り立つ」。

【12月〜】
◎サブプライム不安を抱えながらも、割安感もあり一進一退

美人投票の観点から、やはり内需より国際優良株に素直に投資するスタンスに。
長期保有で信越化学、SUMCOに投資。
かなりの割安水準で買えたと思っているので、中長期での上昇に期待。


【総括】
◎今年勝てた人は、前半の大型株相場に乗り、サブプライム以降の後半をうまく耐え忍んだ人。

個人的には、
・前半に波に乗り損ね、
・T&Gという大きなミスをし、
・T&Gの負けを取り戻すべく新興株に突っ込む2重のミスを犯し、
・最後になって落ち着きを取り戻した
という1年だった。

来年は年始にしっかりと流れを読み、地に足をつけた投資をしたい。
負けを忘れることなく、教訓として成長したいもんだ。
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【「1日30分」を続けなさい】★★★☆☆

30分の勉強の積み重ねをするかしないかで、人生という長いスパンにおいては非常に大きな差になってくるというお話。
そして、継続するということが非常に難易度が高いという指摘に対しては、どのようにすればいいか、どういう心構えでいればいいかを書いている。
いまどき珍しく、「勉強で一番大事なのは「量」」、とまっとうなことを書いているのには好感を持てた。
また、さまざまなことに対し具体的に数字で書いてあるため論理性が伴ってGOOD。

全体的に平易な内容なので、すぐに読めてお手頃。

勉強手法等に具体論がもっとあればさらによかったが、この手の本にしては秀逸。
ただし、ベストセラーとは大げさな気がする・・・
悪く言えばよくある手帳本とかとあまり変わらん部分もある。

個人的にはややモチベーションのUPになったのでよかった。
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【バフェットからの手紙】★★★☆☆

難しい・・・
それなりに会計やマーケットの知識には自信はあるが、それでも難解です。
全体の半分くらいは理解できただろうか。。

全体としては、会計原則や企業評価、コーポレートガバナンス、M&A、配当政策等に対するバフェットの考え方が述べられており、気づかされるところは多い。

大先生の視野を少しでも共有できたという意味では非常にいい本。
バフェットへの道は遥か遠い・・・
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【ポーターを読む】★★★☆☆

ポーターの「競争の戦略」から現在に至るまでの著書を一冊のコンパクトな本にまとめてある。
ポーターの本はそれぞれが分厚く高価、そして難解なためなかなか手が出ない人が多いが、この本はそれらを簡単にではあるが一気通貫でまとめてくれているため、ガイドブックとしては非常にありがたかった。
私自身、ポーターを読みたい、読まないと・・・と思いつつも手が出なかったので大いに助かった。
ちょっとづつつまんでいただけの状態から一歩だけすすめた気がしている。

内容的には2,3章あたりが読み応えあり。

また競争優位の戦略くらいなら読んでみようかと思っている。
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【ゾウを倒すアリ】★★★★☆

中小企業が様々な試みで大企業を倒す物語。
というより大企業がひしめく中でどのような戦略で生き抜いていくかという話か。
別に倒すわけではない。

で、4つのパートに分けて15ほどの事例を紹介している。
個人的には第4章の「競争環境を劇的に変化させることで勝つアリ」というところが特によかった。
今までの考えや慣習にとらわれない思い切った戦略を、中小企業ならではの大胆かつスピード感があるという特性を生かして実施し、新しい市場を作り出し生き抜いてきたという事例がいくつか載っている。

今はやりのブルーオーシャン的な話が多いが、中小企業が生きていくための考え方を具体的事例を示しながら紹介しているのは非常に参考になる。

戦略の教科書では大手ばっかやしね。
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